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COLUMN美容コラム

マスク着用ニューノーマル時代の肌トラブルとケア法

昨年、これまでなかった「ニキビができた」「敏感肌になった」というお客様の声をいただくことが何件かあり、不思議に感じていました。というのも、マイクロセラムは、ニキビを引き起こすような成分を一切含んでいないこと、商品開発の段階のモニター調査でも、ニキビになったという声が1件もなかったからです。

なぜだろう…と疑問に思い、原因を考えたところ、ちょうどコロナ禍で、同時期にマスク着用生活がニューノーマルとなり、「ニキビが増えた」「敏感肌になった」という方が増加し、世界的に「マスクネ」という言葉が広がり始めていることに気がつきました。 「マスクネ」現象とは、密閉、摩擦により、頬、口、顎ライン、耳の裏など、赤く腫れあがったニキビができること。さらに、バリア機能が低下して「普段使っている化粧品がかゆい、使えない」といった、「敏感肌」が加速する方も。「美白」もキーワードになります。これらのトラブルの詳しい原因を紐解き、対処法をご紹介していきます。

1.その肌の不調はマスク着用が原因かも? まずはチェックを!

ここ1年で肌トラブルが増えたと感じる人は、ひょっとしたらマスクが原因になっていうかもしれません。私の分析では、マスク着用による肌の不調は、大きく分けて「密閉「摩擦」「心理的負担」が要因。あなたも心当たりはありませんか?

■「密閉」が引き起こす肌トラブルはこの3つ!

「皮膚温上昇」でニキビやシミになることも
冬は皮膚温が下がる傾向があるので、油断してしまいますが、マスク内では皮膚温が約4度上昇、皮膚温が4度上昇すると皮脂分泌が増えるという報告があります。皮脂増加→コメド→炎症や低酸素状態が追い打ち→ニキビができるという結果に。
また、皮膚温が37度以上に上昇してしまうと、メラノサイトが活性化するという報告も。過度な皮膚温上昇はシミリスクが上がる、美肌の大敵です。

乾燥を引き起こす
マスク内は呼気による湿気で水分量が多くなると勘違いしがちですが、実は、マスクを外した際に、蒸れの水分と一緒に、肌内(角質層)の水分まで蒸発させて、逆にお肌の乾燥を加速させます。肌が蒸れているお風呂上りが最も水分蒸散量(TEWL)が多い、という事実と連動しています。「蒸れ=乾燥・バリア機能低下」のリスクがあるのです。マスク下やお風呂上りという蒸れ状態の肌への対処がカギであることを、理解しておきましょう。

マスク内が「低酸素状態」になるとニキビが悪化
アクネ菌は嫌気性(空気が嫌い、密閉空間が好き)なので、マスクという密閉空間で、アクネ菌活性が上がってしまいます。アクネ菌が活性すると、遊離脂肪酸が増加→毛穴上部の角質肥厚→毛穴の出口が塞がる→さらに密閉空間に→アクネ菌大活躍という悪循環へ。結果、ニキビが悪化することになります。

■「摩擦」で知らないうちに炎症へ

物理的な摩擦は、炎症を起こします。炎症は「ニキビ悪化」「シミ(メラノサイト活性化)」「敏感肌(赤み・かゆみ)」などの肌トラブルに直結。特に、炎症によってバリア機能が低下した肌は、知覚神経が肌表面付近まで伸びるため、かゆみを生じやすくなるのです。「敏感肌になった」と感じる方が多いのはこのためです。

■「心理的負担」は予想以上の肌ダメージ

「息苦しい」という心因ストレスで、あらゆるトラブルが起きやすくなります。精神的ストレスを受けると、神経や肥満細胞(ヒスタミンを放出する細胞です)から通称「イライラホルモン」といわれるサブスタンスPが放出されます。これによって、かゆみや炎症、皮脂分泌亢進を起こし、ニキビ、肌荒れ、赤ら顔を招きます。

 2. ニューノーマル時代の肌トラブル予防と対処法

〜皮膚温ケア〜

◆肌を冷やしてからメイクをするよう心掛ける/マスクをする前に肌を冷やす
◆日中、ミスト状ローションや保冷剤を使って、こまめに皮膚温を下げる
※保冷剤使用のポイントは太い血管が集まる「首元」や「デコルテ」「首の後ろ」を冷やすこと
※ミスト状ローションは、毛細管現象で、乾く時に肌の水分を奪っていくので、使用後は、必ずクリームや日焼け止めなど油分配合アイテムで「蓋」をしてください(オイル配合のミストを除く)。
◆美白効果のあるアイテムをマストで使用

~保湿・バリア機能ケア~

◆水分と油分のモイスチャーバランスを整える
化粧水(水分補給)を500円玉大を3~5回塗った後、炎症ニキビ以外の箇所はクリームや乳液(油分保湿)を二層塗り。潤いを閉じ込めるとともに摩擦を防ぎます。
※バリア機能をサポートするには、角質層の構成成分「セラミド」や「アミノ酸」配合の保湿アイテムを選んで。「疑似セラミド(ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)など)」も有効。製剤中に高配合でき、バリア機能をぐんと整えます。
肌の根本となる土台からバリア機能を強化するアイテムを使用
自ら潤いを育む細胞と細胞外成分を作り出せるよう、代謝にかかわる各種酵素にも着目したワクチナイザー®は、ニューノーマル時代にふさわしい美容液といえます。

〜低酸素ケア〜

◆ひとりの際に、定時的にマスクを外して風を通すようにする
◆毛穴の角質肥厚が起こるため、週1~2回は、スペシャルケアとして酵素洗顔などの角質ケアを取り入れる
または、マイルドに角質ケアが叶うクレンジングを毎日丁寧に行ってみてください。
※マスクネ特有の口のキワ、顎ラインは洗い残ししがちな箇所なので、意識して洗ってください。

〜摩擦による炎症ケア〜

鎮静ケアを意識し、抗炎症成分(アクアタイド、ツボクサエキス、グリチルリチン酸2Kなど)が高配合のアイテムをマストで使用する
ワクチナイザー®は私の赤ら顔が治ってしまった程の鎮静作用で透き通る肌を目指せます。
◆抗菌作用のあるティーツリー精油を取り入れても効果的
◆刺激の強い成分(ピーリング成分、高濃度レチノールなど)を含むアイテムの使用に注意
◆ファンデーションは、シリコーン様オイル(シア脂エチルエステルズなど)やシリコーンベース(全成分の最初のほうにシクロペンタシロキサンなどが記載されているもの)がおすすめ。摩擦から肌を守る効果がグーンと上がります。
毎朝仕上げに必ずパウダーを塗る
パウダーは物理的な摩擦を防ぎ、マスクへのメイク移りも防ぎます。擦れで日焼け止めの効果が低下しやすいので、UVカット効果のあるパウダーがおすすめ。最近人気のスキンケアパウダーも可です。メイクしない日も必ず白いパウダー(おしろい)を使用してください

〜ストレスケア〜

心理的な作用も美肌に大きく影響を与えるため、蒸れた時、保冷剤や濡れタオルで首元や首の後ろを拭く、好きな香りの精油を使う、といった「気持ち良い!」と感じるコト、「自分を励ます、楽しませる」コトがポイント。瞑想など、マインドフルネスも心がけるといいですね。スキンケアは他者からの見映えや義務ではなく、自分への投資。本質的なものだと心に刻みましょう。

~どうにもならない炎症ニキビの対処法~

できてしまった炎症ニキビは触らずに。ひどい場合は皮膚科で圧出してもらったほうが、心もお肌も負担が少ないですよ。治る時間が格段に早く、ニキビ跡が最小限で済みます。

~これからのマスク着用生活で美肌を保つコツ ~

◆正しいマスク生活を身につける
・マスクを清潔に保つために、60℃以上のお湯で洗濯して、殺菌しましょう。
・雑菌やウィルスが付着しないよう、手で顔やマスクを触らないでください。人間は1日に59.4(米国国立衛生研究所)~414回(ニューサウスウエールズ大学の研究による)顔を触るというデータがあります。
・マスクの素材を選んで肌を守りましょう。敏感肌の方は、皮膚のアミノ酸組成に似ているシルクがおすすめです。
・正しくマスクを装着してください。サイズの合わないマスクは触ったり、擦ったりする原因になります。触るとウィルスを広げてしまうことにもつながるので要注意です。

糖分や脂質の摂りすぎに注意
糖や脂質代謝にかかわるビタミンB群(赤みの魚、豚ヒレ、豚レバー、鶏ささみ、ほうれん草など)の摂取を意識して。特に、エイジング研究で話題のナイアシン(ビタミンB3)を含むキノコ類もおすすめです。普段の牛乳を無脂肪、低脂肪タイプに代えるのも◎。

Woman taking off mask to breath fresh air on the beach

3.マスク生活でスキンケア意識もニューノーマルにシフト

1年半前までは、マスク着用が日常になるなんて考えもしませんでしたが、これからはマスクを上手に暮らしに取り入れていくことが必須です。そのため、スキンケアの意識も新しく変えていかなくてはなりません。上記でご紹介した以外の、ニューノーマル時代のスキンケアを考えてみました。

■マスク下でもUVケアは必須です

特殊なUVカット加工がしてあるマスク等は別ですが、通常の不織布マスクや布マスクは紫外線を透過させるので、マスクしているからといって、油断は禁物!必ず毎日、日焼け止めは塗ってください。

■マスクで顔が隠れていても、あえて表情豊かに話しましょう

マスクに顔が隠れている時間が長いので、表情筋の衰えが生じやすくなります。コロナ禍以前は「気になる部分はあえて人にみせる!」意識を持っていると好影響でしたが…。こういう時こそ、マスク下でも口元の表情を豊かにしてみてくださいね。目だけで表情を表現しようとすると、力が入り、まぶたのたるみや目元ジワを加速させてしまうため、注意しましょう。
また、オンライン会議が頻繁になり、自分の話している顔が映るため、「ほうれい線が濃くなった」「老けてみえる」などエイジング悩みが顕在化した方も多いです。これからますます時代がエイジングケアにシフトいくと考えられます。

■活性と沈静が特徴のスキンケア「ワクチナイザー」を取り入れて

ワクチナイザー®は「過剰なものを下げる=鎮静」「足りないものを上げる=活性」を両方叶える処方。実は、プレス発表会の日の朝、マスク生活で敏感に傾いていた私の肌は、新しい下地を使ったことで真っ赤に腫れあがってしまい焦りましたが、再度顔を洗い流した後、ワクチナイザー®を使って約1時間でおさまりました。鎮静・バリア機能強化・美白と同時に、積極的なエイジングケアを行って、土台から肌を健やかに美しくしていきましょう。

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