透明感のある肌は作り出せます!vol.1 ~透明感の正体とケア法
2021.10.14
発光するような透明感のある肌、ツヤめいて奥行きのある透け肌。私たちの憧れですよね。色白系、ダーク系の肌色を問わず、透明感のある肌とそうでない肌が存在することを知っておきましょう。今回は「透明感の正体」と「透明感のある肌作り」についてご紹介していきます。
肌は季節を後追いする!秋のケアがカギ
夏の間に受けたダメージは、秋に表面化します。なぜでしょうか? それは、肌のターンオーバーが約28日(1か月弱)周期だからです。最も紫外線量の多い真夏の1か月後=9月、10月に肌老化が一気に加速する「秋老化」が起こります。特に気を付けたいのが、肌トーン。秋が1年の中で最も肌トーンが暗くなる、といわれています。つまり、くすみが発生しやすい季節なのです。
透明感の正体とは?~肌内部にある「レフ板」効果
1.肌の最上層=角質層の水分量
①角層が水分をたっぷり含んでいると、透過度が低下し、光を多く乱反射させて、透明感をアップさせます。
②古い角質が溜まっていると、キメが乱れ、光をキレイに反射させないため、くすんでみえます。正しくターンオーバーが行われ、角質がキレイな状態であることが透明感のポイントのひとつ。
角質層は、透明感に寄与する「角層フィルター」とも呼ばれます。
たとえば、クレヨンで画用紙に「はだいろ」を塗ると、奥行きなくのっぺりして見えますが、その画用紙の上に、クリアファイルを載せると、奥行きがあって、きれいな「はだいろ」に見えますよね。いわばクリアファイルの役目が角質層なんですね。
2.肌深部=真皮層のコラーゲン品質
真皮の約7割はコラーゲンでできています。コラーゲンの密度が高く、質の良いものであればあるほど光を強く反射して、透明感をアップさせます。
真皮コラーゲン組織は「内部反射光」とも呼ばれ、光を反射させて、奥行きのある透明肌を作る秘密のひとつです。
コラーゲンが紫外線や加齢で減少していくのは皆様ご存知のこと。ただし、コラーゲンは年単位と代謝が非常に遅いため、長く居座っている間に酸化・糖化・カルボニル化しやすく、“品質”が低下することはご存知でしょうか。コラーゲンは多ければいいというものではありません。劣化コラーゲンが多いと肌老化として顕在化するので、コラーゲンの“品質管理”はとても重要なのです。
3.過剰なメラニン
いわずもがなの、透明感を損なう原因のひとつ。肌全体に、過剰にメラニンが作られてしまうと、表皮細胞(ケラチノサイト)の代謝も低下するため、エイジングにもつながります。メラニン対策は、透明感のある肌作りの基本のキ。
透明感のある肌作りに欠かせない3つのこと
透明感の正体はメラニン関連だけではないことをおわかりいただけたと思います。対策法をご紹介しますね。
1.角質ケア
夏を越えた肌は1年の内で最も古い角質がたまりやすいといわれています。今日から酵素洗顔などの角質ケアをとりいれていきましょう。角質ケアについては次回のコラムで徹底解説しますので少々お待ちください。
2.保湿(保水)
保水成分である、多糖類(ヒアルロン酸、アルカシーラン、βグルカンなど)やアミノ酸(エクトインなど)配合の化粧水で、たっぷり保水を。「肌にもう入っていかない」、つまり、うるおいが満タンになるまで重ね付けするのがポイント。おおよそ3回くらいが目安です。その後、水分蒸散を防ぐための「蓋」として、必ずクリームor乳液で油分を補いましょう。
※導入美容液を使うと、化粧水の水分を肌がぐんぐんと飲み込んでいきますので、洗顔後、化粧水の前に導入美容液をとりいれるのがおすすめ。
3.コラーゲンの品質管理ケア
必要なものは取り入れ、いらないものは捨てていく。お肌にも必要なことです。
古いコラーゲンの代謝は真皮線維芽細胞で行われます。オートファジーに着目された成分配合のアイテムを使用しましょう。また、劣化を事前に防ぐケアも大事。糖化やカルボニル化を防ぐため、出発点となる活性酸素を消去する、抗酸化成分配合のアイテムがおすすめです。
今回お届けした、意外と知らない透明感の正体。お役に立てましたでしょうか? ワクチナイザー®はアルカシーランやβグルカン、エクトインが水分保持を。先進ペプチドであるアクアタイドがコラーゲンの品質管理を。エーデルワイス幹細胞エキスやダイズ芽エキスが抗酸化、抗糖化を。
のっぺりとした作ったような色白肌とは違う。発光するような奥行きのある透明感を目指せます♪秋の夜長に、暑い季節はついつい手を抜きがちだった透明感ケア、今からすぐに始めましょう。