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COLUMN美容コラム

今のケアは間違っているかも? 黒ずみ毛穴の最新ケア法

前回、正しく毛穴ケアをするためのファーストステップとして、毛穴トラブルの種類の見極め方をご紹介しました。今回は、夏に向けて最も気になる黒ずみ毛穴の最新ケア法についてご紹介します。

黒ずみ毛穴の正体は、実は次に挙げる3種類があります。それぞれのタイプに合ったケアが重要になります。
1.角栓中の皮脂の酸化
2.メラニン沈着
3.埋もれ毛

1.角栓中の皮脂の酸化タイプは、クレンジングと角質ケアが鍵!

■角栓中の皮脂の酸化とは?
角栓とは、「皮脂」と「古い角質」が混ざって、玉ねぎ状に構造体を形成し、毛穴に詰まったものになります。
→紫外線などにより、角栓中の皮脂が酸化して黒くなることで、黒ずみ毛穴になります。

■皮脂汚れ、角質汚れを「落とすケア」が必須一生懸命、与えるケアに没頭していても、正しく「落とすケア」ができていないとボツボツした黒ずみ毛穴は解決できません。

■正しい落とすケアのポイント~毎日のクレンジング法
①最初に皮脂量が多いTゾーンからクレンジングをのせていく。
②小鼻の溝は指の腹(中指に薬指を添える)を細かく上下させる。鼻のてっぺんは片手の指の腹で内から外へ円を描くようにしてください。
③皮脂が溶ける温度は30度付近です。(冷たい水だけですすぐのはNG。32~34度くらいのぬるま湯ですすぐのがベストです)
④タオルで「顔をふく」のではなく、「肌にあてる」感覚で、水気をふきとりましょう。

■正しい落とすケアのポイント~スペシャルケア法
★即席蒸しタオル
頑固な毛穴に詰まった汚れを落とすには、固くなった皮脂と角質を柔らかくする「即席蒸しタオル」が効果的です。クレンジング前に、濡らしたタオルをレンジでチン。温めたタオルをすぐにお顔にのせるのではなく、パンパンと高すぎる熱を逃してから、お顔に1分ほどおきましょう。その後クレンジングを使ってマッサージすると、毛穴の汚れが取れやすくなります。

★スペシャル角質ケア
お肌全体にザラつき、ごわつきが気になる場合、即席蒸しタオルでも改善しない場合、週に1~2回、酵素洗顔やピーリングを行いましょう。40代に入ると角質が肥厚してくるため、開発者の咲丘は必須で行っています。
・酵素洗顔・・・いつもお使いの洗顔料を、週に1~2回は酵素洗顔に変えてください。酵素洗顔には通常、リパーゼ(皮脂を分解)、プロテアーゼ(古い角質を構成するたんぱく質を分解)が配合されています。特殊なカプセル処理がされている酵素原料を除き、通常の酵素は水に溶かした剤型だと失活化するため、液状ではなく、パウダー状の洗顔料がおすすめです。
・ピーリング剤・・・洗顔後、ピーリング成分配合のジェルなどを塗って、1分ほど置き、ぬるま湯で洗い流します。ピーリング成分はAHA、BHA、PHAの3種。古い角質の正体、たんぱく質を溶かす働きをします。また、BHAは脂溶性のため、毛穴に詰まった汚れにもGOOD。
・ピーリング機器・・・最新型のウォーターピーリング機器は、お肌に刺激が少なく、超音波で頑固な角栓を分解させるため、酵素洗顔やピーリング剤よりも効果を求めたい方におすすめ。

■これだけは気を付けたいNGポイント
★ゴシゴシ洗いは逆効果!
ゴシゴシ洗いは、炎症を発生させて様々な肌トラブルに繋げてしまうだけでなく、毛穴汚れを余計に押し込むことになります。優しいタッチでクレンジングを行いましょう。
★無理にはがすタイプのパックはNG!
刺激によって炎症性物質が発生し、角質が余計に厚くなります。
★朝、水洗顔だけはNG! 
朝はお肌が汚れていないように思う方もいるかもしれませんが、寝ている間に出た皮脂が酸化して、皮脂汚れが発生しています。この酸化皮脂は水だけでは落ちないため、皮脂汚れが蓄積していってしまいます。必ず朝も洗顔料を使って洗顔しましょう。

■水分補給メインに正しい保湿ケアを
水分・油分のモイスチャーバランスが崩れると、なめらかに角質が剝がれにくくなります。また、角質が固くなると、皮脂もスムーズに排出できなくなります。黒ずみ毛穴の部位は皮脂分泌が多めなので、化粧水を大目に使ってたっぷり水分補給。その後、油分配合量の少ない乳液を薄く塗りましょう。ただし、多数黒ずみ毛穴が発生している部位には、油分は補わず、化粧水のみにしてください。ワクチナイザー®は導入美容液の機能があり、水分の通り道ができるため、普段使いの化粧水の質がアップしますよ♪

■抗酸化ケア、紫外線カットはマストに
過酸化脂質を抑制するビタミンEなど、抗酸化作用に優れた成分が配合されている化粧品をレギュラーで投入しましょう(ワクチナイザー®にはカプセル化したビタミンE、抗酸化力に優れたエーデルワイス幹細胞エキスが配合)。
また、紫外線は活性酸素を発生させ、黒ずみ毛穴を作る大敵。朝は必ず日焼け止めを使用してください。

■最新!黒ずみ毛穴ケア
・鎮静(抗炎症)
炎症が引き金となり、角化異常が起こります。角化異常とは、ターンオーバーが速まる「不全角化」or 遅くなる「角質貯留」のこと。実は、角栓や毛穴開きは「見えない炎症状態」ともいえます。
マスク着用でも炎症は亢進するため、抗炎症効果に優れたアイテムをマストで使用するのがニューノマルな毛穴ケア法です。ワクチナイザー®は開発者咲丘の赤ら顔が治ってしまったほどの鎮静効果が期待できます。

・オートファジー活性
皮脂腺細胞のオートファジー機能が低下すると、不要な皮脂腺細胞を分解・処理できず、毛穴に溜まって、毛穴トラブルに関係する可能性が考えられます。ワクチナイザー®はオートファジーにも着目して開発されています。※オートファジーとは不要なものを分解・再利用する、ヒトが持つ機能のこと。ノーベル賞受賞で有名に。

・角栓サイクル
角栓はいったんなってしまうと、取り去っても、すぐに毛穴の奥底で芽が出て、28日周期を繰り返す「角栓サイクル」があることがわかっています※1。歯磨きをする感覚で、毎日、角質ケアを意識しましょう。古い角質を除去する「角質ケア」の他、元から角栓を作らせない「代謝正常化ケア」も大切です。代謝正常化にはワクチナイザー®が役立ちます。

2.メラニン沈着タイプは、徹底した美白ケアを!

■メラニン沈着タイプの見分け方
「角栓中の皮脂酸化タイプ」の落とすケア、角質ケアをきちんと行って、ボツボツ・ザラザラがなくなっているのに、黒ずみ毛穴が改善しない場合、メラニン沈着の可能性があります。
実は、意外と知られていませんが、毛穴も表皮と同様の構造でできています。当然、メラニンを作る細胞「メラノサイト」も存在。毛穴の細胞にメラニンが沈着した、黒ずみ毛穴のタイプのことです。

■美白ケアが必須
メラニン沈着のメカニズムは膨大。命令(炎症性物質などによるメラノサイト活性化を遮断)、合成(チロシナーゼ抑制)、輸送(メラニンを渡さない)、分解(メラニン分解)…。多角的な美白ができるアイテムを毎日欠かさずに使用しましょう。ワクチナイザー®がおすすめです。
紫外線対策も忘れずに。

3.埋もれ毛タイプは、無理しない脱毛方法で、やさしく対処を

■埋もれ毛タイプとは?
毛抜きの使用、かみそりでの顔剃りの刺激により、毛穴の中の毛がとぐろを巻いて太くなり、表面に出てこられない状態。

■埋もれ毛タイプの見分け方
ザラつきを取り去って、さらに美白を頑張っても、どうにも黒ずみ毛穴が改善しない場合、毛穴の中に「埋もれた毛」の可能性があります。皮膚の薄膜の内側に黒い点がみえるようなら、このタイプ。

■ケア法
無理に毛抜きでひっぱると刺激を与えて余計に悪化したり、毛穴のメラニンを活性化させてしまうため、除毛クリームを使用してみて。または、脱毛レーザー治療も効果的です。

黒ずみ毛穴は、清潔感を損なってしまう悩みの種。正しい黒ずみ毛穴ケアは、落とすケアが必須になるため、シミやシワといった他の肌悩みケアの基本のキにもなります。不要物がなくなると、美容液の浸透が良くなり、さらにエイジングケア効果アップ!気になる方は、今すぐしっかりケアを行いましょう。

※1 Toshi Iida et al.,Fragrance journal.,2017-2,22~27

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