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COLUMN美容コラム

冬の「落とすケア」の美肌テクニックを徹底解説

1.知っている人からキレイを実感、正しい「落とすケア」

前回までは、汚れを落とすことの大切さ、クレンジングの選び方などを紹介させていただきました。2回目の今回は、実際のお手入れ方法について、解説していきます。「落とすケアは毎日のことだから知っている」、そう思っている人でも、自分が思っていたことと違う場合もあるかもしれません。大ヒットクレンジングの開発者が伝授する「落とすケア法」は長年培った理論と経験に裏付けられています。ここに書かれているとおりに実践していただき、落とすケアの大切さに気づくきっかけなればうれしいです。

<正しい落とすケア 基本のお手入れ>

まずは基本のお手入れ方法をマスターしましょう。

1 .手を清潔に。クレンジング前は手を洗いましょう。
じつはなかなかできていないのがクレンジング前の手洗いです。肌を触る前には、手の汚れを落とし、清潔な状態でお手入れをするようにしてください。

2.手肌が乾いた状態で、適量(さくらんぼ大)を手にとります。
※さくらんぼ大は、おすすめのクレンジングバームを使用する場合の使用量になります。

3.最初に、皮脂が多く、お顔の中で最も皮膚が厚い部位=Tゾーンからクレンジングをのせていきます
※最も皮膚が薄い目元は最後になじませます。アイメイクの汚れが頬などへ広がらないためにも目元は最後がおすすめです。

4.Tゾーン(鼻→額)→頬→目元の順で、内から外へ、下から上へと、指の腹を使いくるくるなじませます。
※赤ちゃんの背中をなでる程度の力で。特にデリケートな目元はより優しく。(イラスト1と2を参照してください)

5.人肌程度のぬるま湯で洗い流します。(30~32℃程度がベスト)
※ぬるま湯の温度が高くなると、肌への負担が増すので、気をつけましょう。また、髪の生え際、小鼻、フェイスラインは洗い残ししやすいのでとりわけ丁寧に行ってください。洗浄剤が残ると肌荒れの原因になります。

6.タオルでそっと押さえるように水気をふきとります。

2.気になる部分のキレイを底上げするテクニック

<部位別汚れをオフするテクニック>

落とすケアをでとくに気を付けて落としたい部分は、毛穴が気になる小鼻や、ニキビが発生しやすいアゴ部分です。特に気をつけて、丁寧にお手入れしてください。

小鼻
指の腹(中指に薬指を添える)で内から外へ円を描くように、または、指を細かく上下させながら、凹みに入り込んだ汚れをしっかり取り去り、毛穴レスを目指しましょう。

アゴ
凹んでいて汚れが残りやすい箇所になります。上唇で下唇全体を覆い、顎を盛り上がらせると洗浄剤をなじませやすくなります。

3.「落とすケア」7つのNG

「落とすケア」は、美肌を保つために大切なお手入れです。そのためには、絶対に避けていただきたいNGポイントがあります。落とすケアで肌を「最高のゼロの状態」にもっていって、洗顔後すぐに使用する美容成分を肌に取り込むためにも、気を付けてください。

◆クレンジング剤を少なく使う
肌になじませる時にクレンジング剤の量が少ないと、肌への摩擦が起こりやすく、肌荒れの原因になります。

ゴシゴシ擦る
ゴシゴシ洗いは摩擦が起き、肌に刺激となって炎症へ。炎症はエイジングの大きな原因の一つです。そして、力を入れすぎない方が、クレンジング剤がお顔になじみやすく、汚れ落ちが良くなります!

◆クレンジングの時間のかけすぎ
汚れを含んだ状態で長時間くるくるするのは肌に刺激となり逆効果。スピーディに汚れが落ちるアイテムを選ぶのが美肌の基本です。くるくるする時間は、最大1分程度で済ませましょう。

◆熱い湯や冷水ですすぐ
熱いと感じる温度はNG。肌を乾燥させ、シワの原因に。また、皮膚細胞の温度センサーが活性化され、メラニンを多く作らせてシミの原因に。敏感肌に傾く原因にもなってしまいます。冷水は、皮脂や油性の汚れが固まりやすくなり、汚れ落ちを下げてしまいます。

※皮膚温の目安は、気温30℃の時、34℃。気温12℃の時、25℃。シミができやすくなるのが37℃以上、皮脂分泌が促進されるのが34度といわれていますので、注意しましょう。30~32℃程度のぬるま湯がベストです。

シャワーを直接顔に当てて洗い流す
シャワーの水圧が刺激になります。また、すすぎ残しが発生しやすくなりますので、必ず手にぬるま湯を汲みながらすすぎましょう。

◆タオルで擦って水気をふき取る
つい、タオルの顔をうずめてゴシゴシとふき取りがちですが、擦るのは厳禁です。やさしく水分をふきとってください。また、タオルの質が悪いと細かな傷を作ってしまうことも。

自然乾燥
肌上の水分が蒸発する際、肌内の水分も一緒に逃げてしまい、乾燥を招いてしまいます。シワの原因にもなりますので、自然乾燥は避け、すぐにタオルで水気をふき取りましょう。

大人のお肌はたとえるなら、上質なシルクと同じです。
タオルやTシャツを洗う洗剤でも洗い方でもなく、専用の洗剤で大事に大事に洗いますよね? だから、お肌の「落とすケア」も上質なもので上質にケアしていただきたいのです。ていねいに扱うことで、その美しさを維持し続けられるのですから。
気温と湿度の低下から代謝が滞りやすく、古い角質がたまりがちな冬。

「どうも肌の調子が出ない」という方、美肌の基本=大人のお肌に見合った上質な「落とすケア」に見直しされてみてくださいね。

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